金属床義歯の製作をしていたある日の出来事。
ケンシロウ↓
よし、鋳造できて、埋没材を取り除いてと。
師 : リュウケン↓
「むーん、巣があるなー。」
「後でレーザー溶接しよう。」
注)巣とは、鋳造体の表面などに穴が空くことである。
ケンシロウ↓
「あっ、そうですねー。」
「よろしくお願いしますー。」
しばらくしてリュウケンの手が空いたようなのでレーザー溶接しに行く。
レーザー溶接機を置いてある部屋。
ケンシロウはレーザー溶接は初めてだった。
ケンシロウ↓
暑いー!
(誰も使っていなかった部屋はエアコンが効いてなくてすごく暑かった)
師 : リュウケン↓
「これがレーザー溶接機だ。」
「あーだ、こーだ。」
「あーだ、こーだ。」
「あーだ、こーだ。」
ケンシロウ↓
「はいっ。」
「はいっ。」
「ほー。なるほどー。」
その時、刺す様な殺気を感じた。
ぶーん。
ぶーん。ぶーん。
ぶーん。ぶーん。ぶーん。
ケンシロウ↓
「かゆっ!」
敵だっ!!
ケンシロウは、既に腕を2ケ所、刺されていた!!
「ムーン!!」 (怒)
ふとリュウケンの腕を見てみる。
1ヶ所刺されているのを発見。
リュウケンが立ち上がった。
奴を目で追いかける。
パンッ。パンッ。
手は虚しく空を切った。
奴の動きは、“その動きは流れる水の如し。”
リュウケンの掌底に対して空気の流れる動きによって身の危険を察知し、
あたかもリュウケンの繰り出す拳をすり抜けるような動き。
北斗神拳でいうところの“流水”を会得しているようだ。
いわゆるトキの拳だ。
これは強敵だ!!
リュウケンは何度か拳を繰り出すが、敵の流水の動きの前に全て無力化されてしまう。
時間が惜しいので、リュウケンはレーザー溶接に戻る。
しばらくして、奴がリュウケンの腕に止まった。
この機会を逃してはいけない。
ケンシロウはそーっと近づき、リュウケンの腕に掌底を叩き込む!
「ペチッ!」
ケンシロウ↓
ムッ
チッ、逃したか! (心の中でつぶやいた)
師 : リュウケン↓
「やったか?」
ケンシロウ↓
「いえ、逃しました。」
師 : リュウケン↓
「そんなゆるい拳で奴が倒せるかっ!!」
リュウケンは既に奴に3ヶ所も攻撃を受けていた。
かなりいらついてきているようだ。
ケンシロウ↓
まっ、まずい!!
そうしているうちにリュウケンの頬に奴が止まった。
ケンシロウ↓
こっ、これはっ!
チャンスなのか?
しかし場所が場所だ。
いや、この緊迫した雰囲気で奴を倒さねば、さらなる悲劇が起こるに違いない。
意を決して、ケンシロウはリュウケンの頬に掌底を放った!!
「ペチッ」
さすがに全力で攻撃するわけにはいかなかった。
師 : リュウケン↓
「やったか?」
ケンシロウ↓
「いえ、逃しました。」(ToT)
師 : リュウケン↓
「・・・」
さすがに全力で攻撃しろとは言わなかった・・・。
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