5月にもなると新一年生が白衣が届いて来て着ているのを見ると、
1年前の入学した時のことを思い出す。
そう、はじめのころにやった実習といえば・・・
歯の上顎と下顎の模型を作ったことだった。
模型の型に石膏を流し込んで石膏模型を作成するのだが、
これは歯科技工士としてずーっとついてまわることになる基本的なことである。
ところがこれにもいくつもの物語が存在するのである。
まず、手順を説明してみると、
模型の型に界面活性剤を薄く塗っておいて、普通石膏を水と混ぜてよく練って流し込む。
この間に気泡(泡ですね)が混じってくるので、
バイブレーターというもので振動を与えて気泡を除去して流し込んで行くわけです。
流し込んだ後、普通石膏なら1時間くらいで硬化します。
で、模型から石膏を取り出します。
師 : リュウケン ↓
「模型の型に石膏を流す時は、空気を入れないように、あわてずにゆっくりと片側から流し込んで行くように。」
ケンシロウ ↓
とりあえずいるものは、
ラバーボール・スパチュラ・メスシリンダー・普通石膏・界面活性剤を用意してと、
水を必要量測って、ラバーボールに水と普通石膏を入れて混ぜる!
リュウケンの手さばきを思い描きながら、最初はゆっくりと混ぜて
馴染んできたら、高速回転!
その刹那!
「うぉ!!」
勢い余った石膏が顔に向かって攻撃して来た。
普段のケンシロウなら即座にかわすところだが、初めての操作に緊張していた。
石膏はケンシロウの頬を直撃した。
ダメージ5というところか・・・。
「ムゥ」
仕方がなく顔をぬぐう。
バット ↓
「ちっ、やっちまった。」
マミヤ ↓
「うわっ! 石膏が顔にかかった! 最悪ーー!!」
その後、この現象は周りの至る所で聞くこととなる。
歯科技工士道の洗礼といったところか・・・。
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